ある朝、芳しい煎れ立てのコーヒーの香りがあなたを深い眠りから覚まさせる。しかし、キッチンにはコーヒーが準備されている様子はない。香りの元は、あなたのデスクトップから…。

そんなＣＭが放送される日がやってくるかもしれません。

というのは、ヤフーニュースでこんな話題が取り上げられていたんです。

　ＮＴＴコミュニケーションズは２３日、インターネットで香りを伝達する「香り配信サービス」を実用化した、と発表した。これまでテレビやネット画像はにおいが送信できなかったが、この技術を使えば料理番組や花などの画像のにおいを伝えることができるようになる。

　具体的には、香りをデータ化し、ネットを通じてパソコンに接続された「香り発生装置」（別売）に送る。香り発生装置の内部には液体香料が入っており、データ情報を基に液体香料を調合し、香りを発散する仕組みで、「ほぼ無限の香りが出せる」（ＮＴＴコム）という。

もし、この装置の需要と供給が高まると、インターネットを通じた消費活動もある分野に関しては多少活発になることでしょう。アフィリエイトにも適用可能であったらどのようなことが想定できるでしょうか？

「全国ご当地ラーメンショッピングサイト」のようなところにて、そのスープの香りを届けることにより消費者の購買意欲はグンと高まるでしょう。これはカレーやコーヒーなどでも効果がありそうですね。

最も相性が良いと思われるのは、やはり「フレグランス」市場でしょうね。インターネットで香水を買う場合、香りのわからないものを買う勇気はなかなかないと思います。
テキスト情報で「大人の男を感じさせるダンディズムな香り」とか「セレブの休日を彩るエレガントな香り」とかあっても、さっぱりわかりませんよね。。そんな時にはこの装置が大いに役に立ちますよね。また、入浴剤や石鹸なんかは特に女性にとってはありがたかったりするかもですね。インターネットアロマテラピーなんかも流行ったりするんでしょうか。

上記のニュース記事でもあるように、料理番組やグルメ番組でも活用されると面白いですね。
よくリポーターなんかが「この香りをお届けできないのが残念！」とコメントしたりしますが、それが可能になるんでしょうね。
「どっちの料理ショー」みたいな番組で、この装置を活用して香りと映像でアプローチすることで、視聴者（視聴臭者？）参加型形式をとれば、より盛り上がったりするのでしょうか。放送終了後に関連商品なんかを（時間限定で）ネットで売りに出せば瞬時に品切れになりそうな気もします。
テレビのデータ放送とかも絡めることができるとさらにテレビとインターネットが楽しめそうですね。

実はこの香り装置、数年前に「iSmell」という製品が米国で発表されたことを記憶しています。この記事の冒頭は当時のニュースを思い出しながら書いたものです。日本でいつ発売されるのか心の奥底で楽しみにし続けていたところでした。

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＊この記事を、ライブドア・トラバの和泉「ネット連動のテレビ・ラジオ番組企画」にトラバしてみました。