アトムといっても手塚系のあの機械少年ではありません。

Atomです。これはＭＴ（Movable Type）ユーザーに向けての注意ですが、もしかしたら他のブログサービスでもありえることかもしれません。

AtomとはRSSと同様のもので、ブログなどの記事の概要やタイトルなどのメタデータが書き出されたXMLベースのフォーマットのことです。更新情報などを知らせる場合に利用されますね。

で、RSSと同じくこれを読み込むことでRSSリーダーなどで更新情報や記事要約などが確認できてとても便利なものなのですが、ある方法を使うとウェブサイトに読み込ませて一般公開したりもできるのです。

ＲＳＳ収集サイトがその技術を使ってますね。そのようなサイトがたくさんできて私たちのブログを登録してもらえれば、そちらのサイトに各登録ブログの記事のタイトルとそのリンクや概要などが自動でＲＳＳ収集サイトに公開されますので、確実にアクセスアップにつながります。ありがたいものです。

しかし、もし、記事の全ての情報が自動収集され、自分が所有していないウェブサイトで公開されたとしたらどうでしょう？

画像やリンクまでも。もちろん、アフィリエイトリンクまでも。まるごと全て。

そうなると最も困ることは、アフィリエイトリンクの部分ですね。自分のサイトではないサイトに自分のアカウントのアフィリエイトリンクが…というのは具体的に言うまでもなく、ＡＳＰサイドとしてはNGになります。
その先に何が待っているのかも言うまでもないと思います。

で、これ、MTのデフォルトのままのAtomファイルが収集されるとそのようなことになってしまうようなのです。実際にそうなっていました。
ＲＳＳ収集サイトに私の記事内の画像やアフィリエイトリンクまでもまるごと出てたのです。危ない危ない。。

処置としては、ＭＴ管理画面内、インデックステンプレート内のAtomテンプレートの以下の部分（下から５，６行目あたり）、

<$MTEntryBody encode_xml="1" convert_breaks="0"$>
<$MTEntryMore encode_xml="1" convert_breaks="0"$>

を

<$MTEntryExcerpt encode_xml="1"$>

としておきましょう（他にも方法はありますがとりあえずこれが手っ取り早いかと）。

場合（バージョン）によってはRSS2.0（1.0も？）ファイルの中でも「MTEntryBody」の内容をRSSに記述するようになっているものもあります。「MTEntryBody」は「エントリーの内容」欄に入力したものが反映されますので、そこにアフィリエイトリンクなどを記述していなければ特に問題はないかなと思います。
不安な場合は上記の例と同じような処置をやってみておいても良いと思います。

心当たりのある方はすぐにでもやっておいた方がいいと思いますよ。

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