「非アフィリエイターになった時間」、私はなんとも感慨深い現実に直面するのでした。

ある温泉旅館の情報が欲しくて、私は検索エンジンを回遊することにしました。

検索結果は1000件にも満たないそのキーワードで、トップに表示されているのは「じゃらん.net」内の紹介ページ。しかし、私はすでにそこ経由での旅館情報はすでに取得済みでした。なぜなら、じゃらんを通じてすでにネット予約していたからです。

じゃらんで紹介されている情報は私にとって物足りなさを感じるものでした。もちろん、基本情報は十分にそちらで取得でき、ほんのわずかなクチコミ情報も読むことができましたが、期待感を高めるほどの写真や情報にありつけることはありませんでした。

込み合っている時期ということもあり、今回は下調べよりも予約確保を優先していたので、旅立つ前にもう少しどのようなところなのか知っておきたく、何か別の情報配信サイトはないかと調べることにしたのです。

この時、私は「非アフィリエイター」となっていました。

探せど探せど（クリックせどクリックせど）、たどり着くのは「同じ写真」「同じ情報」のアフィリエイトページ。

デザインやレイアウトこそ違うものの、どれも結局は同じ情報。

違った切り口といえば少数派の「価格比較」や「クチコミ」というもの。でも、「価格比較」にしてはアフィリエイト経由の予約先以外は掲載されておらず、「クチコミ」といっても「クチコミ情報：０件」ではね…。

ある意味、面白い。

検索結果の説明文を頼りに、ヒットした全ページの中から多くのページにいってみました（平均訪問時間：２、３秒）が、結局、私が欲しかった情報はありませんでした。。正確には、「これ以上探しても見つからないだろう。」と見切りをつけたという感じです。

「無いんだったら、最初から無いと言ってくれ。」と言いたいほどの時間を費やしました。

ここで「アフィリエイター」に戻ります。

宿泊・旅行関連ではないものの、自分も同じような類のサイトを運営している…。
とはいえ、他の方と同様、悪意のあるものではなく、アフィリエイトの知識のない方にとっては便利な情報サイトと思っていただいてるかもしれない、実際に良い成果が上がっているものもあるし…。

今、完璧な結論を出すことは出来ません。今後もできないでしょう。その必要はないのかもしれないとさえ思います。１０人中９人が良いと思うサイトと１０人中１人が良いと思うサイト、どちらも人のお役には立っているんですよね。なので情報価値の機械的判断は検索エンジン大明神にゆだねて、私たちは自分が良いと思う情報を配信していれば良いだろう、そんな風に思いました。

今、私はその温泉旅館に来ています。この記事は前もって書いて、自動予約投稿で配信しています。

私が欲しかったが見つけることができなかった情報・写真をこの現場で取材し、帰宅後、どこかのブログでそれらを配信しておくことにしました。もちろん良い感想・悪い感想（あれば）、そして１つだけのアフィリエイトリンクも含めて。

検索結果１０００件にも満たなく、検索頻度もかなり低いであろうこの温泉旅館（名）。

今は、そんなことはどうでも良くなった気分でいます。

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