Yahoo!がGoogleアドセンスに挑戦状です。

いまさらGoogleアドセンスについて詳細を説明する必要はないとは思いますが、アドセンス広告の特徴として真っ先に挙げられるものは、「テキストマッチ」ですよね。

広告タグが貼り付けられたウェブページのテキスト内容を自動判別し、その内容により適した広告を表示。貼り付け側（私たち）は、その広告がクリックされると報酬が発生するというもの。

広告にはそれぞれ単価が広告主により設定してあり、アドセンスの場合、そこに入札システムを採用して、広告表示順位などを広告主側に競わせています。

現在では個人・法人問わず、かなり多くのサイトでアドセンス広告が展開され、個々の収入源の１つとされていますね。ブログが普及したタイミングとも実にマッチして、一気に爆発・拡散していったのも事実ですよね。

しかし、その市場はGoogleがほぼ独占しています。Yahoo!では似た様な感じでオーバーチュア広告がありますが、それはアドセンスのように私たちの運営するサイトに貼り付けて、広告収入が得られるものではありません。例えば、ダイエットで検索すると「スポンサーサイト」と表示される枠のものですね。

実際にちょろっと見てみましょう。

通常のYahoo!検索ページだとこんな感じで、ベータ版Yahoo! SEARCHだとこんな感じ（Googleみたい！）

さあ、そしてここからがこの記事のコアの部分。

極簡単に言ってしまうと、
「Yahoo!もGoogleアドセンスみたいなの始めます。」ってことです！

この情報はまだ公式発表されたものではなく、米国でこの計画に詳しい情報筋からCNET News.comにいったものということを強調しておきます。

「ヤッター！これで稼げる機会が２倍に！」

と感じたあなた、ちょっと待ってください。ここで問題。

１）レイアウト的な問題発生
Yahoo!がアドセンスチックなものを開始したとしても、すでにアドセンスを貼り付けて運営しているサイトに、特に何も考えずに追加して配置しても、そこが広告だらけのものになってしまい、成果を求めるものとしては逆効果になりかねません。

さらに、Yahoo!がその広告スタイルに独自性をもたせてきたり、ユーザー側のカスタマイズがアドセンスと同様以上に可能にならなければ、すでに「アドセンスレイアウト」になっている運営者側としては、見た目的にも「苦しいもの」なってくるでしょう。

１ウェブページ内の「人の目にとまりやすい」場所というのは限られていますし、アドセンス広告との住み分けというかで頭を悩ませる時が来るのだろうかと思います。

＊上記の点について、「Yahoo!風アドセンスについて注意」の記事で追記をしています。これはダメだった〜。

２）広告単価の低下
Yahoo!そしてGoogleという２大巨頭がアドセンスタイプの広告で競争しはじめるとして、今、そして実現後当面はGoogleの独占市場かもしれないですが、Yahoo!が勢いづいてきたら？

果たして広告主は両社のためにこれまでの２倍の広告費用を投入するでしょうか？

当然、資金がたんまりある企業などはその道を行くかもしれません。そうでない企業は、多少の底上げは行うとしても、GoogleアドセンスとYahoo!新広告サービスへの出稿コストを２分する流れにならないとは限りません。

その結果、アドセンスの収入が半減！とは大げさですが、ある程度は下がっていってしまうのかなと推測してまいます。

と、いろいろと推測するのは簡単ですが、まだ始まったわけではないので確証はもてませんが、どうやら面白そうなことになりそうな気配はありますよね。

このニュース元のタイトル「ヤフー、ブログ広告ネットワークをいよいよ始動〜ヤフーニュース（←リンクに期限あり）」が示すように、ブログってすごいんだな〜とあらためて感じました。

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